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Message5:互いに自立した親子関係とは

互いに自立した親子関係とは

子育てをする上で、目標とは何でしょうか?

「自立させること」

多くの方が、そう考えていらっしゃるのではないでしょうか。
では、〈自立する〉とは、どういうことだと思いますか?

誰にも頼らずに、自分の力で生きていけるようになることでしょうか。
〈自分の力で生きる〉とは、自分で働いて、収入を得て、
自分で生活できることでしょうか。

それならば、学生や専業主婦は、
自分の力で生きていないのでしょうか。

 

かつて、私の娘が高校生で不登校になった時、
私もぎりぎりまで追い込まれて悩みました。

このまま、引きこもりになってしまうかもしれない。
それがとても怖かったのです。
そんな中で、必死に考えました。

私に何が出来るのか?
私はどうしたいのか?

それを見つめていき、私が出した答えは、

「すべては自分で選択していることだ、という意識を
何が何でも娘に持たせる」

というモノでした。
実際に私たちは、すべてを自分で選択しています。
しかし、頭ではわかっていても、
それを実感できない方が多いのも事実です。

たとえ、引きこもりになったとしても、
それも自分が選んだことだという意識を、
娘に持たせることが大切だと思ったのです。


その意識で娘と向き合った結果、
娘にも大きな気づきの出来事が起こり、
高校生活3年間のうち、2年間不登校だったにも関わらず、
無事に卒業し、第一志望の国立大学に現役で合格する、
ということが起こりました。

娘の不登校は、私の人生の転機となる出来事でした。
あの時は、無我夢中でしたが、

「すべては自分で選択していることだ」

この意識を娘が持てたことによって、
突然に娘の人生が動き出したのです。

娘は今、どんなことも自分で選択して行動もし、
(時には、行動しないことも選択しています)
生き生きと暮らしています。


〈自分の力で生きている〉とは、
「すべては自分で選択していることだ」
という意識を持った先に感じることが出来るフィーリングです。

自分で選択しているならば、他者のせいには出来ない。
それは即ち、自分の人生を自分の責任で生きる、ということ。

それが真の幸せだと、私は思います。


学生だからまだ自立できない、
専業主婦だから自分の力で生きているとは言えない、
などということはありません。

それは単なる環境的要因です。
それは人生ではありません。

どんな環境にあっても、たとえ子供でも、
「すべては自分で選択していることだ」という意識を持ち続けたなら、
自分の力で生きている、と実感できることでしょう。

それは厳しく自分を律することでも、
誰にも頼らずに一人で頑張ることでもありません。
時には、甘えてもいい、怠けてもいい。
ただ、それを今自分は選択しているのだ、と知っていることです。

もし、あなたが「子供を自立させたい」と考えている親御さんなら、
「すべては自分で選択していることだ」という意識を、子供に持たせてあげてください。

そして、あなた自身がその意識を持ってください。
それが、互いに自立した親子関係を築いてゆくことになるのです。

 

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